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リアルタイムエフェクトの使い方

トラックやバスには、リアルタイムエフェクトを使用することができます。トラックビュー、トラックインスペクタ、およびコンソールビューで、トラック/バスのFX欄にエフェクトをプラグインすることができ、エフェクトの順序の変更や追加、削除をすることもできます。

A：トラックビューのトラックのFX欄  B：トラックビューのバスのFX欄

A：コンソールビューのトラックのFX欄  B：コンソールビューのバスのFX欄

エフェクトの挿入や設定の方法は以下のとおりです。

目的	操作方法
MIDIトラック、オーディオトラック、シンセトラック、バスにリアルタイムエフェクトをかける	FX欄を右クリックして、リストからエフェクトを選択する。
エフェクトが使用される順番を変更する	FX欄のエフェクトをドラッグして順番を入れ替える。
エフェクトのパラメーターを編集する	エフェクトをダブルクリックして、エフェクトのパネルを開く。
エフェクトを他のFX欄に移動する	エフェクトを他のFX欄にドラッグする。
エフェクトを他のFX欄にコピーする	Ctrlキーを押しながら、エフェクトを他のFX欄にドラッグする。
エフェクトを削除する	エフェクトを右クリックし、表示されたメニューから削除を実行する。
すべてのキーストロークをフォーカスされているプラグインに送信	プラグインのプロパティページにあるキーストローク・ボタン をオンにします。
プリセットを使う	詳細については、プリセットとプロパティページを参照してください。

FX欄にエフェクトを挿入すると、エフェクトの名前が省略された形で表示されます。スペースの都合によっては、エフェクトの名前を確認できない場合があります。この場合は、エフェクトの上にマウスカーソルを数秒置いてみてください。すると、ツールチップが表示され、エフェクトのフルネームが表示されます。

FX欄に表示されるエフェクト名の下には、白いマークがつきます。これはプラグインからの出力チャンネル数をあらわすもので、1つだとモノラル出力、2つだとステレオ出力をあらわしています。

A：モノインジケータ

A：ステレオインジケータ

A：サラウンドインジケータ（5.1モード）

64ビット倍精度エンジンを使用していて、プラグインが64ビットオーディオに対応している場合は、マークが2つ表示されます。

A：64ビットモードのステレオインジケータ

関連項目：

Track EQを使う

プラグイン・シンセサイザーと先読み型エフェクトを大きなレイテンシで使用するときのご注意

Sonitus:fx Multibandやその他のダイナミクス系エフェクトなどは、あらかじめデータを先読みするためのバッファを持っています。ほとんどの場合、SONARは各プラグインの処理にかかる遅れを自動的に調節しますが、ミキシング・レイテンシを最大にした状態で、先読み型エフェクトとプラグインシンセとを同時に使用する場合は、例外的に副作用が発生することがあります。具体的には、ドロップアウトや、特定のノートが発音されないといった症状が起こります。

このような場合は、レイテンシの設定を短くするか、編集｜環境設定｜MIDI｜録音/再生でバッファ容量の設定を増やしてみてください。